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マンスフィールド・パーク 

マンスフィールド・パーク (中公文庫)マンスフィールド・パーク (中公文庫)
(2005/11)
ジェイン オースティン

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あらすじ
貧しさゆえに蔑まれながら生きてきた少女が、幸せな結婚をつかむまでの物語。優しさと機知に富む一方で、鋭い人間観察眼によって容赦なく俗物を描く、英国が誇る十九世紀初頭の女性作家、後期を代表する作品。
ジェーン・オースティン三大名作のうちのひとつ。

私的好きな順位は、
1.マンスフィールド・パーク
2.高慢と偏見
3.エマ
てな感じでしょうか。

ジェーン・オースティンにはお馴染みの「一度読み始めたら、トイレ以外は立つ気になれない」状態が最初から最後の1ページまで継続し通しで。気がついた時には丸一日何も食べずに、わずかな仮眠だけで読んでしまいました。
(んでもって、読後すぐは幸福すぎてしばらく食べる気にも、寝る気にもなれなかったと言う…。)

主人公のファニー・プライスが幼少時代から想いを傾け続けるエドマンドとの恋愛模様だけだったなら、きっともうすこし退屈だったんでしょうが(だってエドマンドの優柔不断っぷりには腹が立つこと請け合いなんですもの。)全体の半数以上を占めるヘンリ・クローフォドとの恋愛模様がとにかく激しくスリリング。
あの手この手と繰り出されてくる彼の巧みな想いの攻撃に、どこで陥落されてしまうかで読者の恋愛レベルが計れてしまう様な気がします。
(むしろ私はエドマンドがけっこう嫌いなほうだったので、終盤近くでは「どうして断るの?!」とジタバタ暴れたくなってしまった。)
しかしどの時点であれ、彼の想いを受け入れてしまったら最後、大なり小なり不幸な結末は目に見えているような気がするので、最後までそれを拒み通したファニー・プライスの眼力には敬服至極。
(でもメアリ・クローフォドからの最後の手紙がなかったらどうなんだろう?)
またノリス伯母様を筆頭に脇役にも種々の魅力が満載で、本当に読み応えのある一冊でありました。
けれども、スリリングな読後感だけあって、やっぱり何度読み返しても面白いのは「高慢と偏見」かなァ~?

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