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マルタ・サギーは探偵ですか? A collection of s.  

マルタ・サギーは探偵ですか?(A collection of)
著者: 野梨原花南
出版社: 富士見書房
ページ数: 222p
発行年月: 2004年07月

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あらすじ
異世界・オスタスで、名探偵事務所を営むマルタ・サギー。駆け落ち事件に怪盗騒ぎ――解けない謎はないマルタにないもの、それは生活能力だった。だから働き者の助手・リッツには、ゴハンの苦労をさせるし、好敵手関係のはずの怪盗ドクトル・バーチには、生活の心配されちゃうし……。

書き下ろし長編1冊目の前後に雑誌で書かれた短編+書き下ろし1本を含めた短編集です。

■ 第一章(その1):探偵M氏に助手はどうです?
探偵助手リッツ・スミス登場。
探偵(18才)にして助手(15才)。
ワケありで世話焼きなら、年上のほうが好みかな~というのが個人的感想。

■ 第一章(その2):ドクトル・バーチはそのころ何を?
第一章のドクトル・バーチ視点。
この頃から、名探偵時のマルタのキャラに変化が。
自分の変装に、マルタが微妙な反応をしてみせるのに、後になって自分でヤキモチ焼いちゃうバーチが可愛い。

■ 第二章:マルタ・サギーの三日間
「ちょー」シリーズでもありましたね、記憶喪失モノ。
ひょんな事件で記憶を無くしてしまったマルタを、知らん顔して屋敷に匿うバーチ。
これがBLとかハーレクイン文庫だったりしたら、ものっそい耽美な展開に発展するのだろう設定を、いとも可愛く綺麗に自己中にハッピーに盛り上げるのが上手いのです。
やはりここでもひたすら可愛いバーチ。

■ 第三章:リッツ・スミスは十五歳
ほのぼの日常編。
なんだか「聖夜の贈り物」のエピソードを彷彿とさせられた。
ここらでこの短編集は「可愛いバーチの特集号」ではないのかと疑い始める。

■ 第四章:探偵M氏の迷宮入り事件
名犬:ジョゼフ犬登場。
日の高いうちは可愛いワンコ。
夜のあいだは可愛い女の子。
探せばジョゼフ犬がメインの同人誌(男性向け)山ほど発掘できるんじゃないでしょーか。
ずばりストーカーの範疇まで進歩を遂げているバーチ。
でもジャックの言葉じゃないけれども、このままあっさりマルタが振り向いてしまったら、なんかすぐにバーチのほうが飽きちゃいそうな気もしてきた。

■ 第五章:研究対象マルタ・サギー
エシ氏がキモカワイイ。
しかしクレイの描写が、書くたびごとに違うのはどうしたものか。
(髪の色だけでも栗色・濃い茶色・薄い茶色、瞳の色なら鳶色・灰色etc)

この一冊でバーチとジャックがけっこう好きになりました。
マルタはイマイチまだどういう人なのかわかんない。
バーチの言うように「純粋」というよりも、今はただの世間知らず。
彼のほしいものが全て手に入ったとき、そのすべてに慣れてしまったとき、それでも「純粋」で居続けられるのかが今は疑問。
とにかく1冊目に比べて格段に話のテンポが良いので、気になる方はこの巻から試し読みをしてみては?
(この巻を読んでOKなら、残りの巻を暇なく一気読みできることは請け合いです)

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